お知らせ
【脱原発ネットワークからのお知らせ〜その1】
2023.3.14
〜『放射能で海を汚すな!国際フォーラム~環太平洋に生きる人々の声』のご紹介〜
東京電力や日本政府が福島第一原発にたまるA L P S処理汚染水を今春から40年間にわたり海に流すとして、準備を進めています。
そんな中、市民団体「これ以上海を汚すな市民会議(以下これ海)」が『放射能で海を汚すな!国際フォーラム~環太平洋に生きる人々の声』をオンラインで開催。中国・韓国・フィジー・ミクロネシア連邦・北マリアナ諸島・テニアン諸島など、さまざまな国や地域で海洋放出への反対の声が上がっていることが紹介されました。内容を一部ご紹介します。
アメリカ在住つくる・フォルスさんは「海洋放出反対」の市民活動を紹介。海洋放出反対の市民活動を世界的に展開する必要があると挙げました。
米国の民間研究機関「エネルギー環境研究所」所長で、核燃サイクルや再生可能エネルギー関連の論文を多数発表している工学博士のアルジョン・マクジャニさんは、海洋放出の問題について複数の科学者と連名で提言を発表されました。海洋放出が安全であるというデータが不足、生態系への影響も考えられていない。半減期が短いテルル127が2019年に検出されており、タンクの中で何が起こっているのかがわからない。海洋放出量がどのくらいあるのか、40年で本当に終わるのか説明もない。また代替案の検討が不十分だと指摘されました。
経産省はCMやウェブサイトなどで、海洋放出は必要・ALPS処理水は安全、と伝えています。汚染水の問題はさまざまな情報をもとに考えていく必要がありますが、そのための情報が偏っていると感じます。
今回開催された『放射能で海を汚すな!国際フォーラム~環太平洋に生きる人々の声』の中でも、日本をはじめ海外からも
多く反対の声があることがわかります。この動画を観ていただき、A L P S処理汚染水の海洋放出が正しい選択なのか、
議論は尽くされたのか、考えてみませんか。