組合員活動報告

ワーカーズコープってなぁに?労働者協同組合について聞いてみよう!

2023.9.20

■開催日:2023年9月20日
■場 所:コープ自然派奈良 会議室
■主 催:ワーカーズ設立準備会

自分らしく働く働き方「協同労働」について、日本労働者協同組合連合会の高成田健さんと労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団の高橋弘幸さんに話をうかがいました。

ワーカーズコープ(労働者協同組合=労協)とは、働く人たちが、出資をし組合員となり、話し合いに基づいて経営や運営を担い、自ら働く協同組合です。生協が消費者の組合であるように、労協は労働者の組合です。1人1票による話し合いを通じ、事業計画・役員・労働条件などを決定し、よい仕事を目指して支え合いながら働きます。このような働き方を、雇用労働に対して「協同労働」と呼んでいます。※ちなみに労働組合とは全く別のものです。
 これまでこのような働き方を目指して、日本労働者協同組合連合会やワーカーズ・コレクティブネットワークジャパンといった団体が40年にわたる「協同労働」の歴史を積み重ねてきました。そしてついに2022年10月労働者協同組合法という法律が施行され、正式に「労働者協同組合」という法人を設立できるようになりました。これまでの約1年で57の労働者協同組合法人が立ち上がり、さまざまな仕事で安心して暮らせるまちづくりに貢献しています。

たとえば、不法投棄がひどかった山林を整備してキャンプ場を立ち上げたり、漁業の六次産業化を展開したり、映像やデザイン制作をしたり。福祉、環境、まちおこしなど、多様な業種・働き方の労協が生まれています。コープ自然派関連でも3法人が誕生し、子どものメディア体験や、機関誌の編集などに取り組んでいます。さらにたくさんの労協が生まれ、生協の配送や清掃、広報、居場所作りなど、雇用や組合員活動とはまた別の形で、生協の事業に関わる組合員が増えるといいなという思いもあります。
ワーカーズ設立準備会では、組合員の労協設立に伴走支援を行います。興味のある方は、ぜひサービスセンターまでお問合せください。一緒に協同の輪を広げていきましょう。