組合員活動報告

みんなのデータサイトさんとお話会 ~海洋汚染水の真実とは~

■開催日:2023年12月6日
■場 所:コープ自然派奈良 活動室
■主 催:理事会みらい

2023年8月24日に始まったALPS処理汚染水の海洋放出について、みんなのデータサイトさんの大沼さんに海洋放出をすべきでない15の理由をお伺いしました。その内4つを抜粋し報告させていただきます。理由1.日本政府は、IAEA(国際原子力機関)報告書が認知し科学的に安全が証明されたとして海洋放出を開始しましたが、IAEAの報告書が海洋放出を認めたからといって科学的安全性を証明することにはなりません。そもそもIAEAは、国連安保理直属で核大国の利害を優先する機関であり、日本からも約70億円という多額の資金提供をしており、官僚や東電からも職員が派遣されているという決して中立の立場ではない機関であります。また、この報告書の冒頭には、「ここに記載された見解は、必ずしもIAEA加盟国の見解を反映するものではない。本報告書の使用から生じる結果についてはいかなる責任も負わない」と記載されています。理由2.「関係者の理解なしに行わない」の約束が守られていません。この約束に署名されたのは、田原本センターのある地元選出の国会議員とか。是非ご本人へ質問をしてみて下さい。理由3.トリチウムは無害ではなく、生物濃縮もあり得るしDNAの損傷もします。理由4.デブリに接触し他の核種も溶かし込んでいる放射能汚染水を海洋放出するのは、世界初。
海洋放出は、いつでも止められます。声をあげなければYESと同じ。安心安全な食と未来を守るために声をあげ続けましょう。と大沼さんは話されました。また、広島・長崎原爆で反応した核の量は約1kgでしかないが、原発を1日運転すると約3kgの核反応が起こっているそうで、その分だけ核分裂生成物=死の灰を生み出しているというお話もあり、放射能汚染水、そして死の灰(できたばかりの時には近寄ると20秒ぐらいで、人が死んでしまうぐらいの強い放射線が出ており10万年程隔離要)を生み出し続けている原発を今直ぐに止めなければと強く思いました。参加者さんより「汚染水はいつでも止められると言う言葉をいただけて心強く感じました。粘り強く反対の声をあげ続けていきたいです。」という感想をいただきました。