組合員活動報告

きのこのなぞを追え!どうやってきのこはできるのか

■開催日:2024年1月25日
■場 所:新センター会議室&オンライン
■主 催:理事会みらい

2022年以降、まいたけから放射性物質セシウム137が検出されていることを知り、放射能測定値を調べてみるとしいたけからも毎週のようにセシウム137が検出されていることがわかりました。このことがきっかけとなり、なぜきのこ類から放射性物質が検出されるのかを学びたいと考え、コープ有機の田中さんを講師にお招きし、なぜまいたけやしいたけからセシウムが検出されるのか、きのこがどのように栽培されているのか、どこに問題があって、どんな解決方法があるのかをお聞きしました。
まいたけは菌床栽培です。菌床の中身はおがくず、廃ホダ、モルトドライ、おからでできていて、農薬をまいたら菌が死んでしまうので基本無農薬で栽培しているとのことです。
放射性物質が検出されるはっきりとした原因はわからないとおっしゃっていましたが、おそらくまいたけやしいたけは原木やおがくずが放射性物質で汚染されたものを使うとそれを吸収してしまい、結果としてセシウムが検出されてしまうのではないかとのことでした。自然派で取り扱っているまいたけの生産者さんは栃木県や群馬県のおがくずを利用しているとのことでした。しいたけの原木は東日本だけでなく、全国各地で放射性物質が検出されているそうです。(※1960年代までアメリカで核実験を実施していた影響から日本も汚染されていて、原木からしいたけに放射性物質が移行してしまうそうです。)放射性物質を含んだ食べ物を食べると内部被曝します。できれば放射性物質を含まない食品を取り入れたいのですが、残念ながらオーガニックや有機の基準に放射性物質の項目はありません。国連が提唱するSDGsにも放射性物質の項目はありません。私たちは放射性物質から身を守るには自分で数値を確認しなければなりません。ぜひ自然派で毎週発行している放射能検査の表をご覧になってみてください。