組合員活動報告

教えて旭商事さん!知ってるようで知らないたまご講座

■開催日:2025年2月6日
■場 所:コープ自然派奈良 2F活動室
■主 催:理事会(環境平和ボード)

徳島から旭商事株式会社の山根さんにお越しいただき、平飼いたまごやオーガニックたまごの取組み、アニマルウェルフェア(以下A W)などお話いただきました。


旭商事では、農場は3箇所あり、動物福祉の観点から平飼いでのびのびと鶏を育てています。E Uでは100%平飼い飼育に対して日本は平飼い1.11%で、ほとんどケージ飼育です。旭商事の鶏たちは、動物本来の行動を大切にしたAWの飼養方法でストレスがかからず、筋肉質でとにかく元気だそうです。


飼料にもこだわっており、収穫後保管のための農薬不使用のポストハーベストフリーや遺伝子組み換え原料の混入を防ぐため分別生産管理をされています。さらに、組合員の声から2018年有機JAS認証のオーガニックたまごを実現しました。有機飼料で育てるということは人や環境にも優しいということ、動物福祉を優先して飼育するということは畜産動物に優しいということ、持続可能な社会に繋がるオーガニック畜産に取り組まれています。

また、2024年5月にはたまごパック資材が紙パックに変わりました。環境に配慮しているたまごだからこそ、パックも環境負荷のかからない素材に変えたい、とこちらも組合員からの声で決断されたそうです。このたまごがどう育ったか考えてほしい、家族で話してほしい、バトンをつないでほしいと山根さんはおっしゃっていました。


たまごの色は親鶏の種類で違い、茶色い鶏からは赤卵、白い鶏からは白卵が生まれます。冬はたくさん飼料を食べるので殻が固くなり、夏は食欲が落ちるので殻が薄くなるそうです。鶏は雑食ですが、野菜などを食べてもたまごを産まないとのことでした。
参加された方からは、産地・流通の様子や鳥インフルエンザのことが伺えてよかったです、命を大切にいただきたいですなどの感想がありました。