組合員活動報告
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おうち時間。旬の野菜をもっと楽しもう。オンライン学習会~農民連編~
■開催日:10月20日(火)
■場 所:オンライン
■主 催:商品委員会
奈良の野菜セットの生産者で毎週野菜セットの内容を考えてくれている、奈良県農民連産直センターの林さんに野菜の現状や生産している農家さんの話などを伺いました。
農民連では少量多品目で200種類以上もの作物を作っており、10月ごろから冬野菜になります。主に葉物は寒暖差が大きい宇陀市の生産者が多く、標高の高い曽爾村や御杖村はほうれん草の農家さんが多いのですが、高齢化で後継者不足になっており、40~50軒あったものが20軒ほどになっているそうです。
果物では、一般的に農薬の回数が多いのがなんとダントツに梨だそうです。他の果物にくらべ2倍以上とのことで、とても意外でした。
今年は特に雨が多かったり、梅雨が明けると、雨が全く降らなかったりと、野菜を作る農家さんにとっては大変な年でした。去年あたりから小松菜などのアブラナ科への虫害が深刻化しており、アブラナ科ではないほうれん草やパクチーなどに転向する農家さんもあるそうです。お米は、ウンカの被害が大きく、数量が減ってしまう→等級が下がってしまう→収入が減るという負のループに陥ってしまい、離農者が増えるのではないかというお話も伺いました。
普段、野菜セットに添付されているチラシには農家さんの写真が載っているのですが、林さんから野菜を作っている様子などをお聞きして、「顔が見える産直」をとても身近に感じることができ、これからの野菜セットについての色々な案も出て有意義なイベントとなりました。バラエティに富んだ新鮮な野菜の旬を感じながら、バランスよく食べられる奈良の野菜セットをこれからも支えていきたいと思いました。