組合員活動報告
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ニンゲンであることワタシであること アフリカで学んだ命の交換から
2024.3.10
■開催日:2024年3月10日
■場 所:平群町総合文化センター
■主 催:カラフル&civic
新本友さんの活動のきっかけになったのは、大学生の時にアフリカに興味を持ち、貧乏旅行をしたことが出発点。アフリカで身ぐるみを剥がされる強盗に遭い死ぬかもしれない体験を通して、生きている事の有り難さを伝える活動をしています。日本に住んでいると衝撃的な話でしたが、笑顔が素敵な新本さんの人柄の良さがこの活動を繋いでいるのだなと、温かいものを感じる学習会でした。
前半のアフリカ大陸のお話しでは、ンゴロンゴロ保護地域は奈良市と同じくらいの面積で、標高600mの山々に囲まれておりそこで生まれた生物は、一生を奈良市内と同じ面積の保護区で過ごすというお話をされました。人間は600mなら越えようと思うけど、動物は何世代もずっとその保護区で生き続けているというお話しは印象的でした。命はあっけなく失われてしまうこと。自分は他人に生かされているということ。日本の技術が遠くアフリカで役立っていることなど。日本を見直す契機になったとも言われました。
後半は、ケニアの児童養護施設「サイディアフラハ」※(スワヒリ語で“幸福の手助け”)の子どもたちと繋がりました。「どんな時に幸せを感じる?」という問いを交換した後は歌を互いに贈り合いました。日本からは「ふるさと」。アフリカの子どもたちからは手拍子をしながらの素晴らしいコーラスを贈ってもらいました。質問会で「好きな人は居ますか?」という問いに恥ずかしそうにみんな居ないと答えて、ケニアの子ども達は、とてもシャイだと現地の児童施設で活動されてる荒川さんは言っておられました。
遠い遠いアフリカ…と思ってきましたが、ぐっと近くに感じました。もっとアフリカを知りたい!アフリカの人を知りたい!そんなきっかけを貰いました。
※「サイディアフラハ」:ケニアの子ども・女性と共に生きるNGO。1992年に荒川勝巳さんがケニア人のデニス・コーデさん、ピーター・カルリさんらと立ち上げた。
(アンケートから)
ケニアの子供達と、遊んでみたいです。言葉や文化が違っていても、共通している部分もしっかりある。相手のことを識らないと、識らないことから不安や恐怖が生まれてきて歩み寄るのに躊躇しがちになるけれど、少しずつ識ることによって、距離を縮めることができる。このことは、言葉や文化に限らず、同じ日本人でも同様だと思うし、障害者理解や友達づくりも含め、結局のところは“相手を識ろうとするか次第”なんだろうと思っています。今回のお話しで、視界がこれまで以上に拡がったように思います。楽しかったです。繋いでくれたご縁に感謝。ありがとうございました。