組合員活動報告

自然派シネマなら『ガザ 素顔の日常』上映会

■開催日:2024年4月30日
■場 所:コープ自然派奈良 会議室
■主 催:理事会

4月末、活動室に9名が集まり『ガザ 素顔の日常』の上映会を開催しました。

ある日突然空から爆撃され、崩れる建物、逃げまどう人々。今まで遊んでいた子どもたちが血まみれになって死んでいく・・・これが危険な紛争地ガザ地区の現実です。ただ、この映画に写し出されるのは、そんなシーンばかりではありません。
海辺の町で、陽気に歌うタクシー運転手や笑顔の素敵なカフェのおじさん。サーフィンやダンスを楽しむ若者。漁師を夢みて船に乗る男の子や美しく着飾る女性たちといった魅力的な人々の姿です。
イスラエルによって封鎖され、物資や食料は乏しく、未来も希望も持てない「天井のない監獄」の中でも、懸命に耐え、支え合って暮らす人たちは、悲しくも美しく豊かでした。
「ただ静かに平和に暮らしたい」という願いすら許されないのが戦争なのだと、胸に迫ります。

上映のあと、お茶を飲みながら皆で感想をシェアし合いました。
・テレビの報道ではわからない実際のガザを知りたかった。自分の悩みなんて小さいと思った。
・小さな子どもにも無差別に銃を向ける戦争。自分の子どもや孫のためにも政権、教育を変えないと。
・日本にも迫りつつある戦争。私たちに今何ができるだろう。
様々な声がありました。
これからも、上映会や学習会を通して戦争を自分事として考える機会を持ちたいと思います。