組合員活動報告
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はならぁとシネマ『決断』
2024.9.15
■開催日:2024年9月15(日)
■場 所:INTERSPACE LAB.
■主 催:理事会(環境平和ボード)
福島原発事故により人生最大の「決断」を迫られたある10家族の証言映画。どこにでもあるような日常を送っていたご家族の元へ原発事故により放射能が降り注ぎ、予備知識のまったくなかった人たちは、ただ右往左往するしかなかった。的確な指示がないまま、一人ひとりがかすかな情報を頼りに、最後は自分の身は自分で守る「決断」をするしかなかった。それは円満な家庭の崩壊の始まり。人生最大の「決断」を迫られた瞬間でした。
・(2019年撮影)8年も経ってもう自立できるでしょうと言われるが、8年経ったからこそ余計に自立が難しい。子どもは成長し一番お金がかかる年代となり、大人は歳を重ね病気もするし身体が動かなくなる。実際に放射能がたまり易いとされる箇所の大病を繰り返されている方も。
・福島では長男が親の面倒をみることが当たり前、父親は福島に残り13年が経った現在でも母子避難。避難先に会いに来ても長く居ると一緒に居たい気持ちが大きくなってしまうので、子どもに会うのは少しだけにして福島に戻る。
・顔を出し声をあげるとバッシングされる。
・避難元の家の住宅ローンもある。
・やむを得ず離婚を決断。
10組のご家族それぞれにご事情は全く異なりますが、どのご家族にも共通することは、「子どもたちを、次世代を、守りたい」という強い想いだと感じました。上映後、ご参加下さった皆さまの想いをお伺いしました。
・きっと自分は、同じような状況になっても大丈夫と思ってしまい避難しないと思う。
・2011年当時福島在住小3。学校に大学の先生が「安全です」という話しをしに来られて「安全」と思っていた。就職を機に福島を離れ、高線量地域のお水を飲んでいたことを今になって知り、大丈夫なのか心配。などのお声も聞かれました。
原発から100kmほどの場所で生活をしている私たち、事故はいつ起こるかわかりません。その時、あなただったら、どのような決断をされるでしょうか?二度とこのような事件が繰り返されることのないよう、全ての原発を止める決断をしていただきたいと切に願うばかりです。