組合員活動報告

身の回りにある化学物質 有害なものってどんなもの?

■開催日:2024年10月21日
■場 所:コープ自然派奈良 会議室
■主 催:理事会(環境平和ボード)

元コープ自然派奈良理事長、現コープ自然派事業連合副理事長でこどもケミネットのメンバーであられる辰巳千嘉子さんをお迎えし、私たちの生活の中のすぐ身の回りにある有害化学物質について、またいま子どもたちに起きていることなどのお話しをお伺いしました。

辰巳さんは、奈良で長らく「農」に関する活動をされており、その中で「農薬」について関わられてこられたということから、2023年に発足した「有害化学物質から子どもを守るネットワーク」(通称:こどもケミネット)のメンバーとして現在ご活動をされているそうです。

私たちの暮らしの中には、農薬・殺虫剤・プラスチックの添加剤・化粧品の添加剤・抗菌剤など、とてもたくさんの、そして従来の毒性では安全基準以下のごく微量でもホルモンの働きを混乱させ生命活動に異常を引き起こす環境ホルモンと呼ばれる内分泌かく乱物質である有害化学物質が溢れています。そしてそれに最も影響を受けやすいのは、発達期の子どもの中枢神経系、免疫系、内分泌系ということで、実際に子どもたちへの影響が既に出てきているようでとても心配です。また現世代よりも子や孫の世代により影響が出てくるものもあるということに大変な衝撃を受けました。

辰巳さんは、『有害な化学物質は、私たちの生活の中にあまりに溢れすぎており全てを避けることは不可能ですが、私たちが選択することにより減らすことは可能です。ちっちゃいことでええねん、毎日すこしずつみんなですすめばOK!生協は、ウェルビーイングな明日を選ぶ運動体&教育機関。コープ自然派ならできるよね!』と話されました。

≪参加者さんの感想一部≫
PFASのことなど何となく知っているけど日常会話に上がってこないし、どう気を付ければ良いのか分からずだったので勉強になりました。しっかり声をあげられるくらい勉強して大企業に騙されないようにしようと思いました。