組合員活動報告

大和ひみこ米の田んぼの生き物調査

■開催日:2024年7月13日
■場 所:南檜垣営農組合の田んぼ
■主 催:理事会(地域連携ボード)

ほどほどの暑さの中、親子約30名が集まり、大和ひみこ米の田んぼの生き物調査を行いました。

無農薬大和ひみこ米の田んぼに入り、網と昆虫ケースを手にトロトロの土の中や水の中の生き物をつかまえます。今回は、「春日山原始林を未来へつなぐ会」の杉山さんを講師にお迎えし、子どもたちと一緒に調査してもらいました。田んぼの中だけでなく、畔や水路にも目を凝らし、大人も子どもも夢中になって、生き物たちと戯れる時間を過ごしました。

後半は、見つけた生き物を発表する時間です。図鑑やグーグルレンズアプリで調べ、杉山さんにも教わりながら、名前を調べました。田んぼの中にいたのはスクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)、ハイイロゲンゴロウ、ヌマビル、ツチガエルなどの水生生物や両生類。畔にはカマキリの幼生、ショウリョウバッタなどの昆虫類。また、周囲の水路にはアメリカザリガニ、ハゼの仲間、ホタルの幼虫の餌になるカワニナなど、いろいろな種類の生き物が生息していることがわかりました。みんな、つかまえた生き物を見せ合って、「このカエルは何ガエルかな?」「どこで見つけたの?」と、わいわい盛り上がりました。

農薬を使わない田んぼと周辺の環境には生き物の食物連鎖が保たれ、生態系が豊かになります。同時に田んぼの稲も健康に育ちます。生き物調査を通して、自然環境と、生き物と、いつも食べているお米とのつながりをみんなが感じられたらいいなと思います。