組合員活動報告

カナリアお茶会~香害は公害!匂いがわかる人のためのしゃべり場~

■開催日:2021年3月17日
■場 所:オンライン
■主 催:ママノワバンビ&マルシェ

今回は10年来、本や化粧品の匂いに悩んできた方から子育て世代まで4名の参加でした。共通項として身近な人への伝え方に迷う…ということが上がりました。いいニオイと思ってつけているものに、それで息苦しくなったり動悸が激しくなったりする、と言われても言われた方はピンとこない。ですが、いいニオイがするということは、芳香成分=揮発性有機化合物が漂っているということ。そして合成洗剤や柔軟剤の合成香料は石油由来のものがほとんど。匂いが漂うということは、環境中に石油由来の化学物質を放出しているのと同じです。お店で普通に売っているものなら大丈夫、と思っていませんか。現代社会では10万種以上の化学物質が環境中に放出されており、さらに毎年1000種以上の化学物質が作られています。安全性を確認する試験が追い付いていないのが現状です。欧米ではこうした人工化学物質はヒトの体の中でホルモンのような働きをして免疫系や神経系を惑わせ、がんや不妊症、アトピーやアレルギー、発達障害などの原因になっていると指摘する研究もあり、規制が始まっています。自分と自分の大切な人を守るためにもまずは日用品から石油由来製品を減らしていくことが大切です。また、ずっと使っていると繊維に染み込んで服に常に成分が残留していることになります。お下がりを頂いても柔軟剤の匂いがきつくてとても着られない…外に出ると髪や衣類につく匂いを落とすのに苦労する、という声も上がりました。匂いの強い人とすれ違うと、他の人の衣類や身体にも移香するのも閉口します。

参加者から、匂いを落とすための洗濯に使っているものとしてあがったものを紹介します。
〇自然派で買えるもの…セスキ、安心生活(液体せっけん)、浄、酸素系漂白剤、クエン酸、マグちゃん
〇市販のもの…マザータッチ、バジャン、竹で作った洗剤など。無香洗濯をしたい方はぜひご参考になさってください。

次年度は自然派カナリアとチーム名を変えて、移香とその落とし方をテーマにオンライン企画を開催したいと思っています。良かったらぜひご参加くださいね。