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移香の落とし方とナチュラルクリーニングのコツ@カナリア勉強会
■開催日:2021年6月30日
■場 所:オンライン開催
■主 催:自然派カナリア
強い合成香料を振りまく合成洗剤、柔軟剤の香害に悩む方、家族にも環境にも優しい暮らしに関心を持つ方が増えているんですね!定員を超える多くのお問い合わせを頂き、当日は化学物質過敏症(CS)の方も含めて8人が参加。質問としては、せっけんの使い方・合成洗剤、柔軟剤の移香(自分では使っていないのにマイクロカプセル使用商品から合成香料が付着したもの)・香料が染みついたおさがり服のニオイの落とし方があげられました。
せっけん洗濯のコツとしては、汚れているものは下洗いをする。残り湯や温水を使ってしっかりとかす、きちんと泡立てて使う。全自動の場合は水量を二段階あげて使う。水量に対して適切な量のせっけんを使う。2回目のすすぎはクエン酸や酢で中和する。ということがあげられます。
移香についてはクエン酸つけ置き洗い(すすぎ一回)→せっけんつけ置き洗い(すすぎ1回)→クエン酸仕上げすすぎを1サイクルとして落ちるまで酸とアルカリを交互に使って洗うという方法があります。ほかに酸素系漂白剤と併用する、特別ニオイが強いものは別洗いをする、外に干せる環境であれば風に当てて天日干しする…など普段無香料で洗っているものであれば何度か洗濯を繰り返すことで落とすことも可能です。
しかし…合成香料がしみ込んだ衣類については、においを落とすまでに洗濯槽を汚染し、手洗いでも揮発する有害物質を吸い込んでしまう危険性があるのでCSという立場からはお勧めしません。香りは化学物質の粒。
好き嫌いだけでなく、頭痛や目鼻のどの痛みなど健康被害を引き起こすこともあります。合成香料つきのおさがりは受け取らない、お気持ちだけもらって処分するのがいいですね。何のニオイなら人を不快にしないか、ではなくて、公共の場では無香料がマナーの基本です。商品を売りたいメーカーの宣伝を鵜呑みにせず、自分も他人も気持ちよい洗濯をする人が増えるといいな…と思っています。