組合員活動報告

「えっ!私の貯金ってこんなことに使われてたの?銀行を選ぶもう一つの基準」

2021.7.1

■開催日:2021年7月1日
■場 所:オンライン
■主 催:CIVIC

フェアファイナンスガイドジャパン日本版(以下FFGJ)の実行委員である田中滋さんを講師にお迎えし、おおさか、京都、えひめの組合員の方もご参加いただき、開催致しました。

始めに銀行預金の仕組みの説明から。私達の銀行預金は元の金額の76〜124倍に膨れ上かがって世界各地に投融資されているとのこと。次に日本のメガバンクの投融資先について。意外だったのがどのメガバンクも農薬を作る企業に巨額投融資を行い利益を確保しているということ。無農薬野菜を買いながらメカガバンクに預金していることは矛盾している??

FFGJでは各銀行のサイト等で公開されている情報を収集し様々な項目に分けてスコアをつけ、それを各銀行に送り銀行側の主張を聞き、再度スコアを付け直したものを誰でも見ることのできるサイトで公表。その項目は多岐に渡り、食、自然環境、気候変動、労働など16項目にのぼります。
一般には公表されていない情報も多いようでご苦労されて調査されている様子を伺いました。

感じたのはやはり私達市民が興味を持って声を上げていくことが大切だということ。数年前に日本の銀行がクラスター爆弾を作る企業に投融資していることが報道されました。その後報道された銀行は当該企業への投融資を辞めると宣言しました。世論の声が銀行を動かした貴重な一例と言えるでしょう。
日本の金融機関への預金は巡り巡ってほとんどかがメカガバンクへ流れていくので、預金者でなくてもメガハバンクへのアクションには参加しよう!という呼びかけがありました。
リクエストをすると地銀の情報を読み解くワークショップが可能とのこと。

買い物は投票だという言葉は聞きますが預金先を選ぶことも社会を動かす方法のひとつだということを知ることができました。講師の田中さんはわかりやすく非常に有益で膨大な量の情報をお伝えくださいました。
ぜひFFGJのサイトをご覧ください。