組合員活動報告

プロから学ぶ!オーガニック家庭菜園講座①

■開催日:2021年9月22日
■場 所:奈良県文化会館 第一会議室
■主 催:理事会ふうど

BLOF理論の学習会はちょっと難しい。もっと分かりやすく、家でプランターからでも始められる有機栽培のコツを教わりたい。と組合員からリクエストがあったことで、ベランダでも実践出来る家庭菜園のお話をお聞きしようと「ひらかた独歩ふぁーむ」代表の大島哲平さんを講師にお招きし、3回の連続講座を企画しました。
大島さんは非農家出身ですが、兵庫県と大阪府枚方市穂谷の有機農家で研修後、2011年とくしま有機農業サポートセンター第1期生としてBLOF理論を学び、2015年に穂谷地域で独立就農。現在は約24町歩の畑で、ハウスの軟弱野菜と露地のイタリアントマトを主に、有機農業で多種多様な作物を栽培されています。
第1回目は「有機栽培で家庭菜園を楽しむために」と題して、まずは参加者の栽培経験と悩みを聞きながら基礎的なお話からスタートしました。
ところが冒頭からびっくり!「家庭菜園では収穫を目的としてはいけない。」という衝撃的な言葉に参加者みんなが驚きました。
プロの農家でも100%の成功はありえない。まして家庭でならなおさらです。なのに収穫を目標にするので楽しくなくなる。生活のかかっていない家庭菜園では失敗しても許される。その状況を生かして、植物の生長していく様子を見、そこから得られる気付きや学びという豊かさを楽しむ。これを目標にすれば、家庭菜園が楽しくなります。また、みなさんが挑戦しがちなのが夏野菜のトマトやピーマンなどの果菜類。これらは野菜の中でも栽培期間が長く上級者向けのものなので、失敗も多くなります。スプラウトやベビーリーフ、葉物野菜なら栽培期間が短く育てやすい。というお話に、参加者一同目からウロコの講座となりました。