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自然豚からの贈り物 アニマルウェルフェア革製品展示会
■開催日:2021年10月12日
■場 所:コープ自然派奈良 会議室
■主 催:理事会(商品)
コープ自然派がすすめているアニマルウェルフェアに沿って育てられた自然豚、これを余すところなくいただく取り組みとしてバックなどの革製品が発売になりました。今回はこの自然豚の革製品に携わってこられた生活アートクラブの富士村さんにお話を伺いました。
まずは皮を塩漬けにしてなめし工場に送られます。この皮は「一枚剥ぎ」で製品にする部分が多くとれる方法です。革製品が多くあるヨーロッパでもなかなかない日本だからこそその丁寧な剥ぎ方だそうで、有名なハイブランドも視察に訪れるほどだそうです。
一般的に皮をなめすときは「クロム」を使用しますが、この方法では環境への負荷が懸念されます。しかしこの商品は植物のミモザを使う「植物なめし」をするため、環境への影響はありません。また、縫製では二枚の革を重ねたところに「コバ塗り」といって貼り合わせた断面部分を人の手で一つひとつ塗り、はがれてしまわないように丁寧に加工されています。見た目だけでは伝わらないたくさんのこだわりを持った自然豚から生まれたバッグたち。アニマルウェルフェアの取り組みをよりすすめるためにもぜひ利用してくださいね。
<参加者の感想>
・なめしの環境汚染のことは全く無知でしたし、今回の商品企画における様々な創意工夫を知ることができてよかったです。
・たくさんの試作品の中からえりすぐられた今回の商品たちだと知り、より魅力を感じました。
・「皮」が「革」になるプロセスがよくわかり、勉強になりました。製品づくりに携わったそれぞれの企業の思いとこだわりがたくさん詰まった商品だと思います。