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“ナンミン”って何だ?国連UNHCR協会の芳島さんに聞いてみよう!
■開催日:2021年10月14日
■場 所:オンライン(zoom)
■主 催:理事会(つながる)
今回は、参加者の状況を鑑みて急遽オンライン開催となりました。
講師の芳島昭一さんは国連UNHCR協会職員として広報啓発事業、難民高等教育プログラムを担当、学校や民間企業で難民問題に関する講演を行っています。UNHCRは1950年設立のジュネーブに本部を置く世界13ケ国で難民のために活動している国連の組織で、ノーベル平和賞を二度受賞しています。
芳島さんは25年間JⅠCA(国際協力機構)で事業支援を担当し、8年間インドネシアの支援に携わって来ました。2015年に、ある事件をきっかけに難民問題に関心を持つようになり現在に至ります。
難民とは普通の生活を平和に送っていたのに、紛争や迫害により故郷を追われた人々です。そのような人々は世界中で8240万人(2020.12月)にのぼり、その内の4割を子供が占めます。難民の数が多い国は順にシリア、ベネゼエラ、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマーで難民の68%がこの5ケ国に集中しています。
UNHCRの活動は、第八代国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんが有名ですが、在任中、難民キャンプを作り86万人を収容、水や物資の支援、公衆衛生の環境、病気の予防などの支援を行いました。現在では130ケ国8650万人に緊急支援、保護、シエルター、教育、保健衛生、医療。子供と女性、自立などの支援を行っています。
では、難民になった人たちのために私たちが出来る事は何でしょうか。
一つは難民について知る、調べる、周りに伝える、広める事です。
もう一つは募金をして支える事です。
そして、何故、難民を支援するのかという事ですが
① 人として救いを求めている人々に手を差し伸べるのは当然。
② グローバル社会の一員としての義務である。
という事です。戦後、日本も外国からの支援を受けて復興しました。また、東日本大震災においてはUNHCRが現地で支援を行いました。
参加者は組合員以外の方も交って、熱心に芳島さんの話に聞き入っていました。皆、難民問題の現状に驚き、「何かしたい」との声が上がりました。