組合員活動報告

WEB 自然派シネマなら11月上映会「スマホの真実~紛争鉱物と環境破壊とのつながり」

■開催日:2021年11月23日
■場 所:オンライン開催(ZOOM) 
■主 催:理事会シネモプロジェクトチーム

私たちが日々使用しているスマートフォンなどの電子機器。その部品がどこでどの様に調達されているのか考えてみたことはありますか?スマホなどの電子部品に使われている鉱物はタンタル、スズ、金、タングステン等でこれらのレアメタルは世界各国で採掘されています。コンゴ東部地域では内戦が長期化しており、武装勢力が鉱物の利権を争って更なる内紛が起こりました。この事を知った購買者がその製品を買わない不買運動が起こります。
また、フィリピンのミンダナオ島では2005年から日本の企業が参入してニッケルの採掘が始まりました。木が伐採され山が切り崩され、有害物質が海や川に流出したのです。住民から皮膚がただれる、新生児の死亡などの健康被害が続出しました。海では現地の住民が貝を採って食用にしています。川では水浴びや洗濯をします。海や川は彼らの生活の一部です。鉱山近くのタガニート川流域では日本の環境基準(0.05mg/L)を超える六価クロムが検出されました。生態系を破壊し住民の健康や生命を脅かす開発は必要でしょうか?

<参加者の感想>
・どうしたらいいか解らない。スマホなしの生活は考えられない。使用済の機器はリサイクルに出します。
・リユース、リサイクルはコストがかかるので民間企業はなかなか手を付けない。(政府の介入が必要)
・豊かな自然の中で暮らしていた人々の生活が奪われるのはひどい話。伐採された森林や汚染された河川。
 採掘が終わった現場には何も残らない。企業は搾取して利益だけを取って行く。
~35分という短い時間でしたが考えさせられる事の多い映画でした~  【報告者:帯田】