組合員活動報告

WEB 今日からはじめる!せっけん生活

■開催日:2022年1月22日
■場 所:オンライン開催(ZOOM) 
■主 催:自然派カナリア

合成せっけんと昔ながらのせっけん(純せっけん)の違いを知っていますか。合成界面活性剤を使用せず、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどの石ケン素地で作られるのが純せっけん。せっけんは一定の濃度で使用することで現在流行中のコロナウイルスにも有効性が証明されています。川や海に流しても水中のミネラルと反応して食物せっけんとなるのが環境にも優しいと言われる所以です。一方の合成洗剤は細胞毒性、魚毒性、植物の発達抑制が指摘され環境中にも残留するという研究結果も。それでいて成分表記が非常にわかりにくい!同じ成分でも表記する場面や管理する法律によって名称が異なります。有害化学成分を管理する法律・PRTR法で指定されている有害化学物質のなかには合成洗剤主成分が9種類も含まれていますが、そうした成分も洗剤などに使用される時は「植物由来」などとして一般には問題なさそうなイメージで流通している…何も知らず合成洗剤を使い続けることは、環境を汚染し健康被害を生み出します。わたしたち消費者は製品の裏表示を読み解く力を身につけなくてはいけませんね!
もう一つ、自然派カナリアの活動テーマでもある「香害」についても様々な角度からお話頂きました。「香り長持ち」機能のために使われるマイクロカプセルの原料・イソシアネートによる健康被害という一面もあること。東京都内の公害問題・杉並病との関連。化学合成される香料そのものの問題点。イソシアネートの混ざった香料を嗅ぎ続けることで起こる脳の誤作動による症状の発症…イソシアネートはヨーロッパでは5年後をめどに使用禁止となっている成分だそうです。日本では有害と認定されてから規制がかかるまでの期間が長期にわたることが多く、その間にも被害者が生まれ続けています。被害者にも加害者にもならないためにできることは「有害化学物質が含まれる製品を使わない」ということ。知ったことはぜひ周囲の人に伝えていってくださいね。
次回の自然派カナリア企画は3月26日(土)10時半~12時「香害は公害~見直そう毎日の暮らし方」です。ご参加お待ちしてます!