組合員活動報告

WEB 太陽光発電や電気自動車って環境に優しいの?

■開催日:2022年3月3日
■場 所:オンライン
■主 催:オリーブの木

環境ジャーナリストの加藤やすこさんに、電磁波のことを中心にお話をうかがいました。
《太陽光発電》人体は微細な電気信号によって動いているので、環境の電磁波の影響を受ける。特に、新しい周波数帯の発生源に触れた時に症状が起こりやすい。太陽光発電のパワコンやケーブルから強いノイズが出ている。自宅や会社の屋上にパネルを設置後に体調不良(頭痛・めまい・耳鳴り・動悸・圧迫感など)がおこり、転居や早期退職した人々の事例の紹介。健康な人でもいつ電磁波過敏症を発症するか分からない。特に胎児や乳幼児は電磁波の影響が大きい。不特定多数の人が出入りする施設であれば、設置を避けるなど、充分な配慮が必要。基準が厳しいオーストリア医師会ガイドラインの数値を参考にすると良い。
《リサイクル》ソーラーパネル廃棄量は2050年までに世界で7800万トン、日本で750万トンと予測。実際のリサイクルの過程は非常に複雑で、大量の化学物質(塩酸、硝酸、イソプロパノール、アンモニア、水酸化セレンなど)を使用、これらの物質には、可燃性・腐食性・毒性・発ガン性があるので取り扱いに注意が必要。
《電気自動車》被曝量=強さ×時間。強さだけでなく、どれくらいそこで過ごすかが重要。比較実験で、ガソリン車よりEV車・ハイブリッド車の電磁場が強い。車種や位置によっても違いがあり、運転速度が上がると電磁波が強くなっていた。
《まとめ》地球温暖化や排出量削減だけでなく、健康影響、サプライチェーンでの人権侵害など、多角的に考える必要がある。再エネだけに頼らず、建物の構造で暖冷房のエネルギー抑制や、無線通信から有線に変更する(電力消費が1/10になる)など、エネルギー利用のあり方を見直すべきではないか。とのお話でした。環境の電磁波が増え続けるなか、健康影響のことも知識を持ってよく考えないといけないと思いました。