組合員活動報告

自然派シネマなら4月上映会『ELEMENTAL生命の源〜自然とともに〜』

■開催日:2022年4月27日
■場 所:オンライン&コープ自然派会議室
■主 催:理事会シネモプロジェクトチーム

汚染されたガンジス川で、沐浴や洗濯をする住民たち。活動家ラジェンドラ・シンは、ガンジス川の汚染を食い止めるために、ガンジス川を巡礼しながら川沿いの住民の意識改革をします。シンの活動のおかげで、上流のダム計画は中止され、川沿いの165の企業が閉鎖されました。
一方、カナダ先住民の土地と尊厳を守るために、オイルサンド開発の反対運動をするエリエル・デレンジャー。
エリエルは、子どもの頃から社会運動に参加し、現在は子育てしながら活動しています。スポンサーから断られ参加していた組織を辞めさせられますが、世界から支援を受けながら、地元の人々の戦う力を育て、やがて大きな反対運動につながります。2016年、オバマ大統領はパイプライン計画を中止しました。
オーストラリアの発明家ジェイ・ハーマンは、自然に学ぶテクノロジーで、地球温暖化を遅らようとビジネスを立ち上げます。大気圏に向けてスクリューを回し、熱を放出させる大胆な発明です。開発に資金が尽きますが、環境保全投資家の期待を受けて、シュミレーションを成功させました。
映画で描かれた3人のそれぞれが、時に周りに非難され挫折しながらも、自然と強い絆を持ち、前に進む力がありました。人間は自然の一部であり、人は大地と繋がっている。その感覚が今の私たちにもっと必要だと思いました。

参加者からの感想です。
・3つのお話が少しずつ映し出されるので理解するのが難しかった。
・ガンジス川があんなに汚染されていて、そこで沐浴している人もいて驚いた。
・オイルサンドという言葉を初めて知った。
・大気圏をいじる開発はちょっと心配。
・人は自然の恩恵を当たり前のように受けておきながら、いらなくなったものは全て自然が受け入れてくれると信じて疑いがないように平気でゴミ箱のように自然に捨ててしまう。こういった勝手な行動を続けてきた影響が歪みとなって今、あらゆるところに出てきているように思う。これからは自然と調和が取れるような行動を人は心がけて行かなければならないと思った。