組合員活動報告
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アニマルウェルフェア学習会
■開催日:11月27日(水)
■場所:奈良商工会議所
■主催:商品、ふうど、みらい、つながる委員会
帯広畜産大学の瀬尾哲也先生と大学院生山根百合菜さんにアニマルウェルフェアについてお話いただきました。
*アニマルウェルフェアは動物たちの飼われている環境に配慮した畜産のあり方です。欧米ではかなり浸透している取り組みですが、日本ではまだまだ。多くの消費者が”食べるために飼育している動物の環境に配慮するなんて意味がない”と考えているそうです。でも、人が”いずれ死ぬからどんな環境で暮らしても良い”とは考えないのと同じように、動物も感受性を持つ存在として生きている間は出来るだけ快適にくらして欲しいと、まず乳業飼育についてのアニマルウェルフェア認証制度が始まっています。
*アニマルウェルフェア畜産協会の乳牛用の認証は全部で50余りの該当基準が設けられ、1年に2回審査が行われます。基準は「水がちゃんと飲める水槽が整っているか」など、生き物が生きるうえで当たり前のことを問う内容が中心ですが、中には「人に恐怖心を持っている牛が少ない」といったような、厳しい飼育の現状があることをうかがわせる項目もあります。
*欧米では、放牧が飼育形態の基準ですが、国土の狭い日本でそのままの決まりを持ち込むことは一概に良い訳ではありません。あせらず継続して、牧舎の飼育であっても日本の現状に合った心地よい畜産を浸透させることが大切だし可能だそうです。
そのために私たち消費者が出来ることは ”アニマルウェルフェアに賛成だよ”という意思表示を買い物で示すこと。売れるなら安心して生産者もトライしてくれます。
どうぞ、食べ物の向こうに動物とそれを飼育している生産者さんの毎日のたゆまぬ努力があることを意識し、いのちをいただけることに感謝して何を買うのか考えていきませんか?それはきっと私たちの身体を元気にしてくれることにもつながっているはずです。