組合員活動報告

できることを考えよう。シャプラニール活動&お話と「ノクシカタ刺繡」体験会

■開催日:2022年10月29日
■場 所:天理三島本通り商店街会場
■主 催:理事会(つながる)

「奈良・町家の芸術祭はならあと2022」サステナブル講座として、ネパール出身のダハルさんを講師に迎えシャプラニールの活動お話&「ノクシカタ刺繡」体験会を開催しました。
ダハルさんは栃木大学に留学、修士課程をおさめ、シャプラニールに入職しました。
シャプラニールは今年で50周年を迎えるバングラデシュとネパールの支援を続けているNPOです。
現地では家事使用人として働き、学校へ通えない少女たちが約50万人います。シャプラニールではその子たちに勉強や遊びの場を設ける活動をしています。また、水害など自然災害にあった人達の支援や現地の女性たちの作った手織物やせっけん等の雑貨を「クラフトリンク」を通じて日本で販売しています。
今回の「ノクシカタ刺繡」もネパールの伝統刺繡で、魚のモチーフのコースターを作りました。ダハルさんがスマホで手元画面を写しながら刺し方をわかりやすく説明してくれました。
参加者の皆さんも「針と糸を持つのは久しぶり」という方でもスムーズに針を進めていました。
ノクシカタ刺繡のモチーフには魚、木、花などの伝統柄があり、独特の刺し方もあるそうで、ネパールの文化に触れる事ができた貴重な体験でした。
講師のダハルさんはユーモアたっぷりの話し方でネパールやバングラデシュの質問も飛び交い活気のある講座となりました。参加者から「世界中で児童労働をしている子供たちがこんなに大勢いるとは知らなかった。シャプラニールを通じて支援していきたい」「刺繡が思いのほかむずかしかった。ネパールの方は根気のいる作業をしているのですね」等の感想をいただきました。
シャプラニールでは不要になったハガキ、本、CDなどを送って支援する「ステナイ生活」も行っています。コープ自然派でも春に送付用の封筒をお配りしていますのでご協力をお願いします。