組合員活動報告
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プロから学ぶ!オーガニック家庭菜園講座②
■開催日:2022年11月11日
■場 所:橿原市 下八釣町集会所
■主 催:かしはらオーガニック
ひらかた独歩ふぁーむ大島哲平さんに学ぶオーガニック家庭菜園講座の2回目。2回目ですが初参加の方も多く、丁寧に講義をしてくださいました。おいしい野菜には、鮮度、味、栄養、愛情の4要素があります。このうち、味と栄養には炭水化物が大きく関わっています。植物は光合成でエネルギーを作ります。光合成を簡単に説明してみますと・・・
①植物は葉緑素で太陽光(熱)を電気に変え、根から吸った水を電気分解する
②すると、水は酸素と水素に分かれる
③酸素はそのまま吐き出され、水素は植物が吸った二酸化炭素と結合して炭水化物になる
これが光合成のしくみです。つまり、光合成がしっかりできるほど、炭水化物がたくさん作られ、味と栄養の良い野菜になるというわけなのです(この植物生理を理論的に説明するのがBLOF理論です)。
光合成がしっかりできるためには、栄養バランスの良い土をつくることが重要です。土づくりには、物理性(水や空気)、生物性(雑草、害虫、病気)、化学性(肥料、土壌分析)の3要素が必要です。この3要素を長期的に改善するために使うのが堆肥です。畑は人間が食べるものを育てているので必ず農産物を収穫する=畑から養分が持ち出されることになります。持ち出した養分を堆肥や肥料を入れて補うことが持続的に収穫し続けるためには必要になってきます。
おいしい野菜の4要素のうち、鮮度と愛情はどんな野菜も家庭菜園の野菜には絶対にかないません。さらに味と栄養のよい野菜が作れれば、実は家庭菜園は世界一おいしい野菜を作れる可能性を秘めているのです!庭やプランターなど条件に合った植物を選んで育てること、失敗してもとにかく続けること。おいしい&楽しいオーガニックの輪を家庭菜園からも広げていきましょう。